リモートワークのためのおうち快適化計画

コロナ禍でリモートワーク中心の働き方に移行してからというもの、しばらくはソファでラップトップを操作するスタイルで騙し騙しやっていたのですが、徐々に首や腰、背骨への不可逆的なダメージを感じ始め、人間らしく生きられていないと感じてしまったので、本格的にリモートワークの環境を整えることにしました。先日やっと環境整備が終わったので、今回導入したもの、そして以前から活躍しているものをまとめてみました。

デスク

オフィスにあるようなちゃんとしたデスクは奥行が 70cm はあって、それがPC作業の快適さに直結しています。しかし、自宅に置くことを想定すると 70cm の奥行は気になるサイズ感なので、作業効率が落ち過ぎないギリギリの妥協点として奥行 60cm のデスクを探しました。あとは知っているメーカー製でできるだけ安いものを、という基準で絞り込み、Garage (PLUS) のC2ワークテーブルに落ち着きました。 garage.plus.co.jp デスクの作りはしっかりしていて機能性は十分です。天板はメラミン化粧板だと勝手に勘違いしていましたが、実際は吹き付けで仕上げたもののようでした。メラミンの層は薄く、指で触れるとメラミンの下にパーティクルボードの凹凸を僅かに感じます。所有していた Microsoft Sculpt Comfort Mouse との相性が悪くて使えないという想定外のトラブルはありましたが、予備として所有していた Microsoft Bluetooth Mobile Mouse 3600 は使えたので事なきを得ました。

このデスク、天板の角が結構尖っています。早速盛大に腿をぶつけて悶絶したので、クッションを張り付けました。今のところ、うまく機能しています。もうワンサイズ大きくてもよかったかな。

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TRUSCO クッションコーナー
www.amazon.co.jp

椅子

腰や背骨への影響を考えると椅子は妥協できません。一旦、値段には目を瞑って、オカムラ、イトーキ、コクヨ、PLUSなどのオフィスチェアを製造している有名メーカーの椅子から探しました。 以下のような観点で色々な椅子を比較し、イトーキの vertebra03 に辿り着きました。

  • 背もたれに体を預けたときに座面がスライドすること (座り心地の良さ)
  • 自宅のプライベート空間に溶け込むデザインであること (見るたびにストレスにならない)
  • フットプリントが小さいこと (デスクへの収まりの良さ)
  • 肘掛けがある場合は肘掛けがデスクの下に納まること (デスクへの収まりの良さ)
  • ウレタンキャスターを選べること (フローリングへのダメージ軽減)

vertebra.jp オフィスチェアの中ではコンパクトな部類だと思います。座り心地を心配していましたが、杞憂でした。オシャレなだけの椅子ではありませんでした。ちゃんとオフィスチェアしています。

色のバリエーションが豊富なので、選ぶのに時間がかかりました。イトーキの公式サイトから見積りを依頼すると、座面と背もたれで別々の布地を選べるようですが、それはそれで色のチョイスに悩みそうだったので、今回はオンラインショップで購入可能な布地一種類のモデルを買いました。

チェアマット

ウレタンキャスターにしたのでチェアマットは要らないかなと思っていたら早速フローリングが傷付いたので至急チェアマットを探すことに。EVA樹脂製だと4,000円くらい、ポリカーボネート製だと10,000円くらいで見つかりますが、ここにはお金をかけたくなかったのでEVA樹脂製を買いました。 direct.sanwa.co.jp ポリカーボネート製を使ったことがないので比較はできませんが、EVA樹脂製で十分です。透明度が低い? 自分は気になりません。 キャスターの滑りやすさの観点でウレタンキャスターとの相性を懸念していましたが、問題ありませんでした。

PCモニター

身体を労わるのであればPCモニターは必須です。 せっかくデスクと椅子を導入しても、背中を丸めてラップトップの画面を見ていたのでは意味がありません。

PCモニターは、以前から所有していた Dell の U2711 をそのまま使うことにしました。 今回は、配線周りをすっきりさせるために、今使っているPCに合わせてケーブルと変換アダプタだけ調達しました。 www.amazon.co.jp www.amazon.co.jp

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Mini DP を持つ Surface にはケーブルを直挿し
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USB Type-C の端末には変換アダプタをかまして接続
今回購入した USB Type-C to Mini DP の変換アダプタはニッチ過ぎて Tunewear の製品以外にまともそうなものは見つかりませんでした。 Amazon で検索すると怪しげな製品がいくつか見つかるくらいです。

ついでに配線周りをケーブルクリップを使ってすっきりさせました。PCから外した電源コードが確実にデスクの上に留まるようになったので、ストレスが劇的に減りました。

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サンワサプライ 電源コードホルダー (2P用)
www.amazon.co.jp 本当は電源コード用に買ったのですが、電源コードに使うと粘着力が足りないときがあります。 Amazon レビューでも指摘されています。

ヘッドホン

ど定番ですが、Zoom のビデオ会議や電話に Sonyノイズキャンセリングヘッドホン WH-1000XM3 を使っています。 www.sony.jp 強いて欠点を挙げるとすれば、自分の声もノイズキャンセルされて気づかないうちに声が大きくなってしまうところでしょうか。 先日家族に、静かにしてと怒られました。

※2020年8月7日に後継機種の WH-1000XM4 が発表されました。 www.amazon.co.jp

環境整備を終えて

リモートワーク環境を整えてから約1ヶ月経ちましたが、まさに快適そのものです。 首、肩、背中、腰の痛みは解消されました。 人間らしさを回復できた気がします。 少なくともハードウェア面に関しては、オフィスに出社する理由がいよいよなくなってきました。 今後もリモートワークは続くので、更なるおうち快適化計画を進めていきたいと思います。