icebreaker のTシャツを1年間着てみた感想

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icebreaker との出会い

ゴールドウィンが日本市場向けに作る THE NORTH FACE (TNF) の服が好きで、地方都市に旅行すると必ずと言っていいほど TNF のお店に立ち寄ります。

「なんかめちゃくちゃ高いTシャツが置いてあるな。。。」 それが icebreaker との出会いでした。 30% Off でもTシャツに1万円の値付け。 当時、手を出そうとは思いませんでした。

そこから数年後。 2019年のゴールデンウィークに、帰省がてら仙台港のアウトレットにある TNF の店舗に立ち寄りました。 icebreaker の NATURE DYED シリーズ*1が並んでいます。 買う気はなかったものの、店員さんからのお勧めもあり、興味本位でTシャツを試着してみました。

第一印象を一言で表すと「圧倒的着心地のよさ」。 着た瞬間に虜になっていました。 自分の中の「買わない理由」を潰すべく店員にあれこれ質問して、 気が付いたら、ショートスリーブ ポケットクルーを購入していました。

お気に入りポイント

着心地がよい

着心地のよさは圧倒的です。 メリノウールの生地は、安いウールと違ってチクチクしませんし、 UNIQLO のエアリズム並みによく伸びます。 シルエットもタイトじゃないので、お腹周りが多少出ていても許容する懐の深さがあります。

周囲の気温に変化があっても快適性を保てるのも大きなポイントです。 ウール自体の特性に加え、生地の通気性も相まって、暑くても寒くても快適さを保ちやすいです。 実際に、日本・インド間の10時間のフライトで着用しましたが、空港でも機内でもとても快適に過ごせました。 国際フライトって気温が変わるタイミングが多くて、一着で終始快適に過ごすのって難しいんですよね。

洗濯に強い

icebreaker のTシャツを購入するにあたって最も懸念していたのは、洗濯の手間と洗濯への耐久性でした。 結論から言ってしまうと、洗濯機で普通に洗濯できます。 ネットも要りません。 洗剤も普通の洗剤でOKです。 乾燥も、ハンガーに吊るして普通に陰干しでOKです。

写真のTシャツは20回は洗濯していますが、ほとんど撚れたりしていません。

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icebreaker NATURE DYED SS POCKET CREWE (バンブーチャコール)

※お手入れ方法はこちらで案内されています。 www.goldwin.co.jp

強さの秘訣は、ナイロン芯にウールを巻き付けたコアスパン糸というものを使っているからなんですね。 納得です。

匂いにくい

これはウールの特徴ですね。 数日着っぱなしでも、匂いません。 圧倒的防臭力。 登山や旅行、長時間フライトにお勧めできる理由です。

艶がある

NATURE DYED シリーズの特徴だと思いますが、生地に艶があり、高級感の演出に一役買っています。 夏の強い日差しに晒すと、生地が輝きます。 デザインがシンプルな分、こういった差別化は嬉しい要素です。 所有欲が満たされます。

購入時に気を付けるポイント

個体差が大きい

店舗で何着か試着して気づいたのは、一着一着の個体差が大きいということです。 同じMサイズでも、小さいものと大きいものとで結構な差がありました。 なので、私は店舗で試着を繰り返して、これだと思える一着を選びました。 試着して買う環境に恵まれている人は、たとえ二着目でも試着することをお勧めします。

長袖は袖余りに注意

icebreaker の製品は、USサイズを基準としていることから察するに、おそらく日本人の体形を考慮した作りにはなっていません。 長袖は袖余りになりやすい気がします。 一度、長袖の購入を検討したのですが、どれを試着しても袖余りになってしまったので、購入を諦めました。

長袖が欲しい場合は、袖が窄まっているカーディガンがお勧めです。

*1:2020年からは "NATURE DYE" に変わった模様。 "DYED" のほうが英語的に正しく修飾している感があってよかったのに。